皆さんこんにちは!しばです<(_ _)>今週末も雨になる予報が出ておりかなりい悲しんでおります。せっかくスタンプラリーしようと思ったのに( ;∀;)

さて、それはさておき今回の内容は過給器についてです。詳しい方は得る情報が少ないので次の更新までお待ちください(;´・ω・)

過給器という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?主に自動車関係で聞くことが多い言葉であるかと思いますが、今回は過給器とは何か?という点について、また過給器の種類について簡単にお話していきたいと思います!

1 過給器とは

というわけで、まず過給器とはいったい何なのかということについてですが、簡単に言えばエンジンに空気を送る機械です。自動車やバイクのエンジンには過給器付きエンジン自然吸気エンジンの二種類が存在します。

自然吸気エンジンはその名の通り、自然に入ってくる空気を使って燃焼するエンジンです。過給器付きエンジンは、過給器を使い、より多くの空気を取り込み燃焼するエンジンです。

エンジンはガソリンと空気の混合物(混合気)を燃焼させる機関なので、より空気を多く吸い込むことができればその分多くのガソリンを燃焼させることができ、より多くのパワーを発生させることができます。

そのため同じ排気量の自然吸気エンジンと比べエンジン出力やトルクが大きくなる傾向にあります。

ちなみに、一部のSSでよく聞くラムエア加圧は、自然吸気でありながら自身が走る速度によりラムエアダクトより通常よりも多くの空気を吸い込むことでパワーをおあげる機構であり、これは自身が走る速度によって変わってきます。過給器はそれをエンジンの動作によって実行するので、走行する速度に関係なく大きなパワーを得ることが可能となります。

2 過給器の種類

(1)ターボチャージャー

一つ目はターボチャージャーです。一般的にはターボといわれることが多く、よく自動車のエンジンで耳にすることが多いと思います。(過給機は一般的にほぼ自動車にしかついていませんが(;´・ω・))

このターボはエンジンの排気圧により過給するシステムです。

おおざっぱにこんな感じ

このイラストの通り、エンジンから出る排気の圧力でタービンを回し、その動力をもってコンプレッサーを動かし、加圧する仕組みのことを言います。

(2)スーパーチャージャー

二つ目はスーパーチャージャーです。スーパーチャージャーはターボチャージャーと違い、排気圧からコンプレッサーの動力を得るのではなく、エンジンの回転によって得られた運動を利用しコンプレッサーを作動させ、加圧する仕組みのことです。

このイラストの通りターボチャージャーと違い排気を動力とすることはありません。それにともない排気側のタービンもありません。

3 ターボチャージャー、スーパーチャージャーのメリットとデメリット

それでは続いてそれぞれのメリットとデメリット、使い分け等についてお話していきたいと思います。

(1)ターボチャージャーのメリット

まず初めにターボチャージャーのメリットについてですが、大きく分けて次の三つになります

・ 比較的軽量

・ 制作時にスーパーチャージャーよりも低コスト

・ 排気圧により過給するためエンジンや過給器への直接的な負荷が少ない

以上の三つです。

はじめの二つはスーパーチャージャーよりも仕組みが単純なため制作コストも抑えられ、なおかつ軽量にすることができるというところが大きいです。負荷が少ないという点については、エンジンの直接的なエネルギーを動力とするわけではないのでよりエンジンのパワーをロスすることなく、また、エンジンの回転数に過給圧が左右されることもないので過給器への負荷も抑えられるということです。

(2)ターボチャージャーのデメリット

次にターボチャージャーのデメリットについてですが、やはり大きいのはターボラグがあることです。以前は『どっかんターボ』なんて言葉を耳にしましたが、ターボチャージャーを搭載したエンジンは実際にタービンが作動し、過給が始まるまでのラグがあります

というのも排気圧により過給を行うためアクセルオンのあと排気圧がある一定以上になって初めて過給ができる仕組みなのでアクセルオンからすぐにパワーが取り出せるわけではないのです。

(1)スーパーチャージャーのメリット

続いてスーパーチャージャーのメリットですが、大体ターボチャージャーの裏返しになります。

・ ターボラグがなくアクセルオンから力を発揮する

・ エンジンの回転数に合わせスムーズにパワーが上がる

といったような点が挙げられます。この通りスーパーチャージャーのほうがターボチャージャーより扱いやすい傾向にあります。

(2)スーパーチャージャーのデメリット

続いてデメリットですが、こちらもターボチャージャーの裏がえしです。

・比較的重量が重くなる

・制作コストがターボチャージャーより高価

・エンジンおよび過給機への負荷の増加

以上の3点です。

過給器の動力をエンジンに依存することからエンジンのパワーロス、また、高回転になればより過給器に負荷がかかるといった特徴があります。

4 どんなものに使われているのか?その使い分けは?

上記で説明してきた過給器ですが、それぞれの特徴に合わせて使いわえられています。

まずターボチャージャーですが、こちらはこちらは一般的に自動車への搭載が多く、その理由としては、安価なため軽自動車等の量産車にも搭載ができるという点で採用されます。また、スーパーチャージャーよりもハイパワーにできる点でもより車重が重くパワーが必要な自動車に搭載されている理由でもあります。

逆にバイクのような軽量で二輪の特性上4輪よりも不安定な車両では、ターボラグなどの出力特性により、大変扱いにくいバイクとなってしまい、ターボチャージャーの搭載は現行車ではもちろん採用されていませんが、過去を見ても日本の大手バイクメーカー4社が1モデルずつ(1部排気量違いモデルあり)を販売した限りにとどまります。

一方でスーパーチャージャーは自動車への搭載としては、主にスポーツカーに多くまた、国産車での採用は少ない傾向にあります。一つ一つの作成にかかるコストが大きいため安価な自動車へ搭載できずスポーツカーなどの比較的高級な自動車に搭載される傾向が多いでしょう。しかし、現在こそなくなってしまいましたが、以前は自動車メーカーのスバルが軽乗用車や軽トラックなどにスーパーチャージャーエンジンを搭載し多くのファンを残しています。

また、軽トラックや一部の軽乗用車はエンジンを車体後部に搭載したまるでスーパーカーのようなレイアウトにも驚かされました。少し脱線してしまいましたね(;´・ω・)

このスーパーチャージャーは現行バイクであるKawasakiのH2シリーズに搭載されており、わたくしの所有するZH2にも搭載されています。ターボラグがなくスムーズな出力特性で、エンジンの特殊性からは想像できないくらいの乗りやすさを持っています。

5 まとめ

今回は過給器についてまとめてきました。ターボチャージャーとスーパーチャージャーにはそれぞれ利点や魅力がありその特徴を生かし使い分けられています。過去にはターボ搭載バイクが存在しましたが今では絶版。現在の電子制御技術をもってすればターボの特性もより扱いやすいものにできないかなぁ…と思っている次第ですが、市販化は難しいでしょうね(;^ω^)

過給器の魅力といえばそのパワーだけでなく音にもあると思っております!バイクの場合はより音が聞こえるので機会があればぜひ乗ってみてくださいね!

それでは今回はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございます!それではまた次回お会いしましょう!しばでした<(_ _)>

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